足利 桂子 あしかが けいこ
経歴： １９５８年 大分県湯布院町生まれ
別府大学卒業・大分大学大学院修了
１９９９年 大分県芸術振興基金ﾄﾞｲﾂ研修
２００９年まで国画会準会員
作品分野：油彩画・ﾐｸｽﾄﾒﾃﾞｨｱ
得意分野：油絵具を中心に、鉛筆・ｱｸﾘﾙ・版画等を組み合わせての制作が多い。キャンバスに描き、紙やﾊﾟﾈﾙ版などはほとんど使わない。
制作年数：１９８８年から制作を始め、２０１４年で２６年
所属団体：無所属
受賞歴： ・・・個展・・・
1998年～2008年
「足利桂子展」大分市みさき画廊
2004年 「足利桂子展」銀座櫟画廊
2005年 「足利桂子展」銀座櫟画廊
2006年 「足利桂子展」銀座櫟画廊
2009年 「足利桂子展」銀座櫟画廊
2012年 上海ｱｰﾄﾌｪｱ
2013年 ﾆｭｰﾖｰｸｱｰﾄﾌｪｱ
・・・グループ展・・・
1996年 国画会絵画部受賞作家展（銀座）
1996年~2008年西部国展（大分・福岡・広島）
1993年~2010年日韓現代絵画交流展（韓国）
2002年 日韓現代美術展
「眼差しの東洋・手の記憶」
2003年 ﾌﾗﾝｽﾊﾟﾘ美の革命展
（ﾊﾟﾘ ﾙｰﾌﾞﾙ美術館）
2004年 第38回文化庁主催現代美術選択展
（岩手・岡山・岐阜）
2005年 日韓現代美術展「環流」（韓国）
2006年 韓日作家展（韓国）
2006年 釜山国際美術展（韓国釜山市）
2007年・2008年・2009年 ART BASKET展
（長崎KTN・湯布院ｷﾞｬﾗﾘｰ）
2011年 BRIDGE2011展（タイ）
国内外入選・受賞歴：３０回
国内外での個展・ｸﾞﾙｰﾌﾟ展多数
アーティストから一言：
私のﾓﾁｰﾌは観察に基づくよりも追想と想像の中で生れ、凝縮してきた。写生をするより、自然の魂に触れている方が好きである、それはどこにでもある変哲もない風景の中に、風が吹き、季節の匂いがし、どこからか音が聞こえ、さらに微妙な光と陰の諧調もある。そんな平凡な自然と、自分を包み込む社会と生活の中の数えきれない断片である。
風・音・光など目に見えないものから受けた感動というか、強い印象があり、どうしても描きとめずにはおれない衝動となる。その思いは具体的ではあるが、困難なことはその「ｶﾀﾁ」がわからないことである。画面に思いつくままの「ﾓﾉ」を描く行為を繰り返すことで、感情と画面との直接的な結びつきを見つけようと試みている。
描くという純粋な行為の中に高い精神性を凝縮しようと試みている。線を描き、色を付ける行為そのものが私の思考である。その思考を繰り返す中で内面に向けられた冷静な眼と深い思索に耐え抜く精神の緊張があり、それがある結果を生みだすと考えている。
芸術に対する意識の高さ、柔軟で自由な心。そして少しばかりの頑固さが無ければいけない。
掲載作品：青い音
